レビ時代になると海外作品の日本語吹き替えなどの声優の仕事は東京に集中していった。 声優プロダクション付属の声優養成所、声優になるためのレッスン指導を主とする養成所、声優関連の学校(声優養成学科がある専修学校)などの出身。 声優になることを目指すには、声優の養成所や専門学校に通うのがもっとも一般的であ… 215キロバイト (31,671 語) - 2022年9月24日 (土) 00:55 |
作品に合っていればオールオッケー!!mj
1 鳥獣戯画 ★ :2022/09/23(金) 22:21:47.50ID:CAP_USER
マグミクス9.23
https://magmix.jp/post/98857
細田守監督による『竜とそばかすの姫』が、日本テレビ系「金曜ロードショー」で9月23日に地上波初放送されます。細田監督は、「夏」「アニメ映画」と言えば名前の挙がる『サマーウォーズ』を筆頭に、『未来のミライ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』といった話題作を続々と発表。アカデミー賞長編アニメ映画賞やアニー賞など著名な映画賞にノミネート・受賞を飾るなど、国内外で高い評価を得続けてきました。
そんな細田監督作品では、メインの役どころで専業声優をほとんど使わないことが特徴的です。たとえば、『サマーウォーズ』健二役の神木隆之介さんや『バケモノの子』猪王山(いおうぜん)役の山路和弘さんといったアニメ出演歴のある俳優から、『時をかける少女』真琴役の仲里依紗さんなど当時駆け出しだった女優や、『竜とそばかすの姫』では音楽シーンから中村佳穂、幾田りら(YOASOBI・ボーカル)、ermhoiなどを声優に起用してきました。
「声優未経験」であっても起用する方針は、宮崎駿を筆頭に、新海誠、湯浅政明といった監督らも同じです。彼らも専業の声優ではなく俳優を起用した作品を発表し、話題を呼んでいます。
では、細田監督は声優に何を求めているのでしょうか。その審美眼について深堀りします。実はこの点に関して、細田監督本人が理由を答えたことがあります。少し長いですが、以下に抜粋します。
「映画はたくさんの種類の表現によって成り立っていて、芝居というのはその一部でしかないですからね。だから役者に求めるのは芝居の力だけじゃなくてもっと違うところ、存在感とかその人の人間性とかで表現にならないか。それを求めたときにこういうキャスティングになるんです。必ずしも俳優さんがいいと思っているわけではなくて、声優さんや舞台俳優さん、子役の子たちも含めておしなべてオーディションをして、でも結果的に抑制力のある人を選ぶという傾向があります」(「SWITCH」Vol.34 No.9 、スイッチパブリッシング)
日本を代表する映画監督の是枝裕和さんから「声優の役割や声優に何を求めているのか?」と質問された際、細田監督が答えた部分です。細田監督の信条は「演技・芝居」の力量だけではなく、プラスアルファとして「存在感・オーラ」をも重視していると言えます。
別角度からの発言として、2015年に公開された『バケモノの子』の完成披露舞台あいさつのときには、多々良役を演じた大泉洋から「出来上がったパンフレットで監督は『大泉さんは顔で選んだ』と言っていた」とツッコまれた際には、細田監督は次のように回答しています。
「その人の雰囲気とか、人間性がキャラクターに近いのが重要。アニメーションは、声以外にも演者の魂みたいなものが伝わってしまう。そういう点でキャラクターとズレないように、人物が生きているように選ぶと、雰囲気や魂、端的に言うと『顔』になる」
今回放映される『竜とそばかすの姫』では、近年の日本音楽シーンを賑わせているシンガーソングライターの中村佳穂さんを大胆に起用しています。スタッフから薦められて中村の楽曲を聴いた細田監督は、奈良で行なわれたライブへと足を運び、その後彼女をオーディションに誘ったそうです。キャスティングの経緯、理由もまたドラマティックなものでした。
細田監督は中村さんをキャスティングした理由を次のように話します。
「おれも、中村さんだと思ってなかったから。でもね、そうやってこの映画の主演が決まるのは、やっぱり表現っていうことに絞られて作られた作品だから。歌の映画だから、歌の力っていうのが何よりも優先されなきゃいけないという判断で中村さんになっている」
「その役に合うかどうか、絵になるかどうかって場だから。映画にぴったりかどうか、まさに映画が決める」(CRAFTWORKS|朝日新聞デジタル「そばかすの姫と監督、出会いは奈良の靴店「曲がやばい」 )
普通の女子高生であるすず、そのアバターであり歌姫であるベル、そして歌唱の場面とシームレスに繋がっており、本来であれば声優担当と歌担当を別々に立てても不思議ではない難役です。
そんな難役を演じた中村佳穂さんのライブといえば、決められたメロディをなぞるにとどまらず、その日のライブのムードやテンションに合わせて自在にメロディを歌いあげていく型破りな表現が魅力です。コードや演奏から外れてもかまわず、心の思うままに、時にはMCしている途中から次曲へとなだれ込んでしまうこともあるほどです。音楽と一心同体ともいえる彼女だからこそ、みごとに難役を演じ切ったと言えます。
声色・表現・演技、そういった部分に収まらない「存在感・オーラ」といった部分を嗅ぎわけ、細田監督は声優をキャスティングしているのです。
https://magmix.jp/post/98857
細田守監督による『竜とそばかすの姫』が、日本テレビ系「金曜ロードショー」で9月23日に地上波初放送されます。細田監督は、「夏」「アニメ映画」と言えば名前の挙がる『サマーウォーズ』を筆頭に、『未来のミライ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』といった話題作を続々と発表。アカデミー賞長編アニメ映画賞やアニー賞など著名な映画賞にノミネート・受賞を飾るなど、国内外で高い評価を得続けてきました。
そんな細田監督作品では、メインの役どころで専業声優をほとんど使わないことが特徴的です。たとえば、『サマーウォーズ』健二役の神木隆之介さんや『バケモノの子』猪王山(いおうぜん)役の山路和弘さんといったアニメ出演歴のある俳優から、『時をかける少女』真琴役の仲里依紗さんなど当時駆け出しだった女優や、『竜とそばかすの姫』では音楽シーンから中村佳穂、幾田りら(YOASOBI・ボーカル)、ermhoiなどを声優に起用してきました。
「声優未経験」であっても起用する方針は、宮崎駿を筆頭に、新海誠、湯浅政明といった監督らも同じです。彼らも専業の声優ではなく俳優を起用した作品を発表し、話題を呼んでいます。
では、細田監督は声優に何を求めているのでしょうか。その審美眼について深堀りします。実はこの点に関して、細田監督本人が理由を答えたことがあります。少し長いですが、以下に抜粋します。
「映画はたくさんの種類の表現によって成り立っていて、芝居というのはその一部でしかないですからね。だから役者に求めるのは芝居の力だけじゃなくてもっと違うところ、存在感とかその人の人間性とかで表現にならないか。それを求めたときにこういうキャスティングになるんです。必ずしも俳優さんがいいと思っているわけではなくて、声優さんや舞台俳優さん、子役の子たちも含めておしなべてオーディションをして、でも結果的に抑制力のある人を選ぶという傾向があります」(「SWITCH」Vol.34 No.9 、スイッチパブリッシング)
日本を代表する映画監督の是枝裕和さんから「声優の役割や声優に何を求めているのか?」と質問された際、細田監督が答えた部分です。細田監督の信条は「演技・芝居」の力量だけではなく、プラスアルファとして「存在感・オーラ」をも重視していると言えます。
別角度からの発言として、2015年に公開された『バケモノの子』の完成披露舞台あいさつのときには、多々良役を演じた大泉洋から「出来上がったパンフレットで監督は『大泉さんは顔で選んだ』と言っていた」とツッコまれた際には、細田監督は次のように回答しています。
「その人の雰囲気とか、人間性がキャラクターに近いのが重要。アニメーションは、声以外にも演者の魂みたいなものが伝わってしまう。そういう点でキャラクターとズレないように、人物が生きているように選ぶと、雰囲気や魂、端的に言うと『顔』になる」
今回放映される『竜とそばかすの姫』では、近年の日本音楽シーンを賑わせているシンガーソングライターの中村佳穂さんを大胆に起用しています。スタッフから薦められて中村の楽曲を聴いた細田監督は、奈良で行なわれたライブへと足を運び、その後彼女をオーディションに誘ったそうです。キャスティングの経緯、理由もまたドラマティックなものでした。
細田監督は中村さんをキャスティングした理由を次のように話します。
「おれも、中村さんだと思ってなかったから。でもね、そうやってこの映画の主演が決まるのは、やっぱり表現っていうことに絞られて作られた作品だから。歌の映画だから、歌の力っていうのが何よりも優先されなきゃいけないという判断で中村さんになっている」
「その役に合うかどうか、絵になるかどうかって場だから。映画にぴったりかどうか、まさに映画が決める」(CRAFTWORKS|朝日新聞デジタル「そばかすの姫と監督、出会いは奈良の靴店「曲がやばい」 )
普通の女子高生であるすず、そのアバターであり歌姫であるベル、そして歌唱の場面とシームレスに繋がっており、本来であれば声優担当と歌担当を別々に立てても不思議ではない難役です。
そんな難役を演じた中村佳穂さんのライブといえば、決められたメロディをなぞるにとどまらず、その日のライブのムードやテンションに合わせて自在にメロディを歌いあげていく型破りな表現が魅力です。コードや演奏から外れてもかまわず、心の思うままに、時にはMCしている途中から次曲へとなだれ込んでしまうこともあるほどです。音楽と一心同体ともいえる彼女だからこそ、みごとに難役を演じ切ったと言えます。
声色・表現・演技、そういった部分に収まらない「存在感・オーラ」といった部分を嗅ぎわけ、細田監督は声優をキャスティングしているのです。