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満を持して発売されたシリーズ最新作
同作は、1998年の『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』から始まった「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの最新作。外伝的立ち位置の『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』などを除くナンバリングタイトルとしては、前作からおよそ22年ぶりの新作となる。
ゼネラルディレクターに堀井雄二、キャラクターデザインに鳥山明、音楽に故・すぎやまこういちさんがクレジットされており、豪華な布陣は本家『ドラゴンクエスト』シリーズと変わらない。
ゲームシステムは、モンスターを仲間にしたり、配合することによってパーティを充実させ、不思議な世界を旅していくというもの。新規モンスターを含め、500以上の種族が登場するという。
また、主人公が『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の登場人物だったピサロであり、アナザーストーリーとして構成されている点も注目を浴びていた。
しかし大きな話題作にもかかわらず、12月6日時点で通常版のAmazonレビューが星5中2.9にまで落ち込んでいる。
賛否両論を呼んでしまったポイント
ファンの評判は、まさしく賛否が真っ二つに割れている状況。一方では《配合が楽しいだけで神》《神作とは言えないが良作》《意外と面白い》と評価する声が上がっており、他方では《どれだけゲーマーのヘイト集めれば気が済むの?》《スクエニのやり方に納得いかない》と辛らつな意見が飛び交っている。
「シリーズのファンが最新作に難色を示している理由は、いくつかあります。グラフィックの品質やシナリオの完成度、キャラクターの魅力のなさ、処理落ちの多さなど、さまざまな点がやり玉に挙がっています。
なかでも火種となったのが、DLC商法とコラボ商法。別売りのDLCとして、配合が楽になるダンジョンなどが用意されていることや、『マクドナルド』とのコラボ企画でしか手に入らないオリジナルモンスターが用意されていることが、不満の種となってしまったようです」(ゲームライター)
ただ、「ドラゴンクエスト」宣伝担当の公式Xによると、同作は好評らしく、パッケージ版が一部店舗で欠品するほど好調だという。
古参ファンはいろいろと思うところがあったとしても、新規ユーザーにとっては新鮮な気持ちで楽しめる“神ゲー”なのかもしれない。
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