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『FF7リバース』は、PS向けの『ファイナルファンタジーVII』(以下、FF7)のリメイク三部作の二作目だ。グラフィックは最新技術を用いたフル3Dになり、ターンベースだった戦闘はアクションベースに変化。前作『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FF7リメイク)ではミッドガル脱出を果たすまでの物語が描かれた。
第二作目である『FF7リバース』では、ミッドガル脱出からの「クライマックスに向かう旅」がストーリーとして描かれるという。また本作はオープンワールド的な要素として「自由な探索」をコンセプトにしているとのこと。広大なワールドマップの中でセフィロスの影を追っていくことになり、高い自由度で多彩な物語が展開されるようだ。なお物語はオリジナル版における「忘らるる都」までをもとにして描かれるという。
海外メディアGame Informerによるディレクターの浜口直樹氏に向けたインタビュー記事によると、本作では『FF7リメイク』よりも探索要素を多く取り入れる開発方針があったそうだ。そのため浜口氏の見積もりでは、探索によるサイドコンテンツはゲームボリュームの約80%を占めるという。またメインストーリーは全体の約20%という割合ながらボリューム不足を心配する必要はないそうだ。浜口氏いわく、メインストーリーを集中して攻略するだけでも約40時間のプレイ時間が見込まれているとのこと。また熱心にサイドコンテンツを遊びこむ場合には100時間以上のボリュームが想定されているという。
また共同ディレクターの鳥山求氏によれば、大量のサイドコンテンツはゲームボリュームの“かさまし”にならないように考慮されているそうだ。サイドコンテンツを通じて、さまざまなゲームプレイを体験できるような作りになっているという。そのためサイドコンテンツが豊富なゲームのなかでも、本作は際立った持ち味を備えているとの自信も明かされた。
なお浜口氏は過去に、ゲーム業界を目指すきっかけになった作品として『ファイナルファンタジーVI』を挙げており、シリーズ作品の開発者かつシリーズファンでもある(CROSS HAL)。今回のインタビューでは、そんな同氏が『ファイナルファンタジー』シリーズ以外で好きなRPGについて『ウィッチャー3 ワイルドハント』と明かしている。また鳥山氏は同作のようなオープンワールドかつRPG要素をもつゲームを徹底的に調査したとしている。本作のコンテンツも、それらに比肩できるような満足感のある内容を目指したそうだ。
ちなみに本作でもオリジナル版『FF7』の中盤と同じく、ミニゲームが豊富に用意される。なかでも作中世界では「クイーンズブラッド」なるカードゲームが流行しているといい、各地でNPCたちとカードバトルを繰り広げることになるようだ。『ファイナルファンタジーVIII』における「トリプルトライアド」や『ファイナルファンタジーIX』における「クアッドミスト」、あるいは参考にした作品として挙げられた『ウィッチャー3 ワイルドハント』における「グウェント」を彷彿とさせるミニゲームといえる。
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https://automaton-media.com/articles/newsjp/20231223-277113/
(出典 automaton-media.com)