漫画」という言葉を北澤楽天や今泉一瓢が使用したことに始まって以後、漫画はcomicと同義として扱われる様になり、その意味での「漫画」が昭和初期に普及し、現代における漫画という語へ定着するようになった。本項では、日本の漫画のみではなく、漫画全般について説明する。 漫画 41キロバイト (5,996 語) - 2022年4月3日 (日) 10:47 |
何事も練習を重ねることで上手くなっていくものですが、プロの描くマンガにおいても最初は拙かったのが途中からどんどん上達していく例はいくつか見られます。ネット上でたびたび話題になる、「連載を通して急激に画力が上がったマンガ」から代表的なものをご紹介します。
■大ヒット作品も最初は絵がうまくなかった?
「人気マンガ」とひとくくりに言っても、全ての作品が「画力が高い」わけではありません。なかには最初はあまりうまくなくても、長期にわたる連載中に飛躍的に絵がうまくなった作品も。ネット上ではそんな「連載を通して画力が急激に上がったマンガ」がたびたび話題になっています。
「絵がうまくなった」でまず思い浮かぶのは、2021年4月に約11年半にも及ぶ連載が完結した『進撃の巨人』ではないでしょうか。連載開始当初から設定や展開に衝撃を受ける人が多い一方で、「絵が下手」「絵に癖がありすぎて読みづらい」との声がよく聞かれました。しかし途中からグンと画力が向上し、戦闘シーンの迫力はそのままに洗練された読みやすい印象になっています。今では初期の粗い作画も「巨人の不気味さを表現するのに一役買っていた」という意見が出るほどです。
空前の大ヒットを記録し、単行本累計発行部数1億5000万部を突破した『鬼滅の刃』(著:吾峠呼世晴)もどんどん絵がうまくなっていった作品のひとつにあげられるでしょう。元々一定の人気はあったものの「絵があまり好きでないから読んでいなかった」という人もいたようですが、アニメがヒットすると原作コミックスも売り切れが続出するほどの人気に。今では「『鬼滅の刃』は知名度とともに画力もすごく上がったよね」「やっぱ初期と比べるとうまくなってる」など絵に対する肯定的な意見が見られるようになりました。
他に話題にあがるのは「初期と後期で同じ人が描いているとは思えない」とよく言われる『烈火の炎』や、「最初めちゃくちゃ下手だったのにいったい何があったらこんなに上達するの?」と驚きの声があがる『行け! 稲中卓球部』など、どれも年単位で連載が続いた人気作品ばかりです。長く連載を続けるなかで相当の枚数を描いているでしょうから、絵がうまくなるのはある意味必然かもしれません。
一方で、「あだち充先生は全く絵が変わらないのすごい」とデビュー直後から完成形だったことを称賛する声や、「『ハヤテのごとく!』や『ジョジョの奇妙な冒険』は初期の画の方が好きだった」と絵柄が変わってしまったと嘆くコメントも寄せられています。
(マグミクス編集部)2022.05.12
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