飯島 真理(いいじま まり、1963年5月18日 - )は、日本の歌手、シンガーソングライター、ラジオDJ、音楽プロデューサー、声優、女優、タレント。女性。茨城県土浦市出身。アメリカ合衆国ロサンゼルス在住。血液型はO型。声優が表舞台にいなかった1980年代、歌手デビュー待ちの段階でテレビアニメ『超
41キロバイト (5,483 語) - 2022年4月8日 (金) 13:17

(出典 image.pia.jp)


本来は シンガーソングライターなんよね。mj

1 鳥獣戯画 ★

TVアニメスタートから40周年を迎える『マクロス』。その歴史に欠かせない映画『愛・おぼえていますか』で輝いたふたりは、決別し、また出会います……。そのふたりとは、作中のアイドル、リン・ミンメイと、声優・歌唱を担当した飯島真理さんです。

アニメ『超時空要塞マクロス』は1982年(~83年)放送スタートから2022年で40周年を迎えました。『機動戦士ガンダム』を代表とする80年代のロボットアニメブームで、『マクロス』は物語にラブコメやアイドルというユースカルチャーを取り入れヒットにつなげました。

40年という永い人気をつないだ映画、それがTVアニメ終了の翌年、‘84年公開の映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』です。TVシリーズの内容をある程度遵守し、戦いの歴史以外に文化のない敵異星人が地球側の「歌」というエンタメに心を揺さぶられる、という意外性のあるコンセプトで挑んだストーリー。映画は配給収入7億円のヒットとなります。そして、この映画からふたりの女性が脚光を浴びることになるのです。

●アイドルのリン・ミンメイとシンガー飯島真理
「ラブコメとアイドルでファンを呼び込んだ」と言いましたが、実は筆者も釣られたひとりです。当時『マクロス』はあまり詳しくありませんでしたが、映画のTVCMで流れてきた曲に衝撃を受けました。……「♪おぼえてい~ますか~目と目が合った時を~」……。透き通るような歌声、「いったい誰が歌っているんだ!?」。調べると、キャラクターはリン・ミンメイ、歌声はその声優でもある歌手の飯島真理さんだと知りました。

●好き? 嫌い? リン・ミンメイ
アニメ作中に「アイドル」を設定し確立させたパイオニアが『マクロス』のリン・ミンメイでしょう。TVシリーズから他のキャラと一線を画す人気でした。ちなみにモデルは松田聖子さんだったとか。

リン・ミンメイの名を世界に広げたと言えるのが、映画『愛・おぼえていますか』です。17歳のトップアイドルで、冒頭からステージで美声を披露し観衆を魅了します。ところが異星人との戦闘に巻き込まれて軍人の一条輝と出逢い、恋心を寄せます。キスをしているところをマスコミに堂々と見せつけるなどグイグイ迫りますが、のちに一条はマクロス主任オペレーターの早瀬未沙に惹かれ悲恋に。クライマックスの敵と地球軍の決戦中、彼女の歌声が敵異星人の心を震わせ戦争を終結に導きます。

映画は、メカ対メカのドンパチシーンはあまり多くありません。それよりも一条をめぐるミンメイと未沙の三角関係が濃いです。ミンメイは、かわいいけれど性格が少し高飛車で、ぶりっ子、でもアイドルのプロ魂はすごい……という、表と裏のギャップが激しい当時のアイドル像を投影したキャラでした。それゆえ、雑誌の女性アニメキャラ人気投票で「好き部門」と「嫌い部門」のどちらにも上位にランクされるほど極端でしたが、制作側はそもそもクセの強いアイドルを設定していたので戦略的には「大当たり」したわけです。

●ミンメイとともにブレイクした飯島真理
映画をきっかけにブレイクした女性がもうひとり、それがシンガーソングライターの「飯島真理」さんです。大学時代に音楽事務所と契約、‘82年にマクロスの声優オーディションに合格しリン・ミンメイ役を勝ち取ります。

そして‘84年、3枚目のシングルが映画主題歌「愛・おぼえていますか」でした。CDは27万枚を売り上げる大ヒットとなります。声優がメディアに露出することが珍しかった時代、数々の歌番組に登場し、透き通るような歌声と抜群の歌唱力、そしておかっぱヘアーにぷっくりとしたほっぺがかわいいとアイドル的人気を獲得しました。

しかし彼女はその後、リン・ミンメイの影に悩みます。いつまでも声優の扱いをされることに戸惑い、またライブではミンメイファンから劇中曲「私の彼はパイロット」、「愛は流れる」を求められ徐々に嫌気がさすようになってしまいました。そして‘89年、ミンメイから逃げるように渡米、移住します。(※純粋なファンは怒ったようですが)

ところがアメリカへ行くと驚くべきことが。海を超えた『マクロス』人気が凄まじかったのです。ミンメイの人気も絶大でした。そして日本と違い、アメリカのファンはミンメイと飯島真理を切り離して接してくれました。これが心理的な安らぎになり、逆にミンメイとじっくり向き合うことができたそうです。そして改めてミンメイの偉大さに気付かされました。
(以下リンク先で)

マグミクス
2022.05.23
https://magmix.jp/post/91474/2


(石原久稔)


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