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かつては嘲笑と侮蔑の対象であった「クソゲー」を取り巻く環境は、ここ数年で大きく変わったと見ていいだろう。SNSの発達や、ユーモアあふれるゲーム実況者らの存在に後押しされ、令和の現代では「プレイしてみたいクソゲー」としての地位を確立したものも少なくない。
今回は、そんなクソゲーとして再評価を集めるゲーム『アンシャントロマン 〜Power of Dark Side〜』の意外すぎる知名度について探っていこう。
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■『アンシャントロマン』とは?
一言に「ロック」といっても様々な音楽性が存在するように「クソゲー」ひとつひとつが持っている特徴は異なるもの。
あまりに大味すぎるゲームバランスのものもあれば、特定の条件下でフリーズしてしまうなどプレイするうえで致命的な欠陥を備えたもの、虚無の極みといえる作業を「賽の河原の石積み」のように延々と繰り返させるものなど、クソゲーの世界もまさに「十人十色」というワケだ。
アンシャントロマン
今回取り上げる『アンシャントロマン』は1998年にリリースされたプレイステーション(以下、PS)ソフト。
前年リリースの超名作ソフト『ファイナルファンタジー7』(以下、FF7)からの影響を強く感じさせるが、『FF7』はおろかPS初期のソフトにすら及ばないレベルのグラフィック、爽快感がなく大味すぎる戦闘、あまりにぶっ飛んだストーリー展開、非常に分かりづらいマップの切り替え、感情が欠片も感じられない棒読みなキャラクターボイス、その他様々な要素から問答無用で「クソゲー」の烙印を押されている。
https://news.nicovideo.jp/watch/nw12485052?news_ref=50_50
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