『この世界の片隅に』(このせかいのかたすみに)は、こうの史代による日本の漫画作品である。 『漫画アクション』(双葉社)にて2007年1月23日号 - 2009年1月20日号まで連載された。 単行本は、同社より2008年から2009年に上・中・下巻の形式と、2011年に前編・後編の形式で発売された。(書誌情報参照) 77キロバイト (9,870 語) - 2019年11月13日 (水) 18:46 |
■声の出演
▼北條家
北條(浦野)すず:のん
北條周作:細谷佳正
北條円太郎:牛山茂
北條サン:新谷真弓
黒村径子:尾身美詞
黒村晴美:稲葉菜月
▼江波(えば)
浦野十郎:小山剛志
浦野キセノ:津田真澄
浦野要一:大森夏向
浦野すみ:潘めぐみ
水原哲:小野大輔
▼草津
森田イト:京田尚子
マリナ:目黒未奈
千鶴子:池田優音
▼呉
白木リン:岩井七世
小林の伯父:佐々木望
小林の伯母:塩田朋子
知多さん:瀬田ひろ美
刈谷さん:たちばなことね
堂本さん:世弥きくよ
▼その他
ばけもん:三宅健太
憲兵・船頭・闇市米屋・玉音 他:栩野幸知
呉の女子挺身隊:荻野沙織・桜奈里彩・巴奎依・広瀬ゆうき・水希蒼(A応P)
女性アナウンサー:八木菜緒
呉駅アナウンス・男性アナウンサー:関根正明
呉駅の警官:澁谷天外(特別出演)
玉音放送後の声:片渕須直
(出典 animeanime.jp)
受賞歴 ※特記なきものは作品の受賞
■広島国際映画祭
ヒロシマ平和映画賞(2016年新設)
■第38回ヨコハマ映画祭
作品賞
審査員特別賞(のん)
■第31回高崎映画祭
ホリゾント賞(片渕須直監督、のん)
■2016年第90回キネマ旬報ベスト・テン
日本映画ベスト・テン 1位
日本映画監督賞(片渕須直監督)
読者選出 日本映画ベスト・テン 1位
読者選出 日本映画監督賞(片渕須直監督)
■第40回日本アカデミー賞
最優秀アニメーション作品賞
優秀音楽賞(コトリンゴ)
■第71回毎日映画コンクール
日本映画優秀賞
大藤信郎賞
音楽賞(コトリンゴ)
■第26回東京スポーツ映画大賞
作品賞
■第59回ブルーリボン賞
監督賞(片渕須直監督)
■おおさかシネマフェスティバル2017
2016年度ベストテン 1位
音楽賞(コトリンゴ)
■第22回 AMD Award '16
優秀賞
■平成28年度(第67回)芸術選奨
文部科学大臣賞(片渕須直監督)
■フランス アヌシー国際アニメ映画祭
長編部門 審査員賞
■韓国 第19回富川国際アニメーションフェスティバル
長編部門 大賞
■東京アニメアワードフェスティバル2018
アニメ オブ ザ イヤー グランプリ 劇場映画部門
■第21回文化庁メディア芸術祭
アニメーション部門 大賞
(続き)
■その他
Filmarks 2016年公開満足度ランキング:1位
スペイン ナバラアニメ映画祭2017:観客賞
映画秘宝 2016年度:ベストテン 2位、ベストガール(のん)
eAT金沢2017:金沢大賞(片渕須直監督)
映画芸術 2016年:ベストテン 1位
ぴあ 2016年初日満足度ランキング:1位
Best 10 Cinemas in Sapporo 2016:日本映画 1位、監督賞(片渕須直監督)、アニメーション賞、特別賞(のん)
日本インターネット映画大賞2016年度:作品賞1位、アニメ賞、監督賞(片渕須直監督)、思い入れ映画賞、最優秀女優賞(のん)、ベストインパクト賞(片渕須直監督、のん)
2016年度全国映連賞:作品賞、監督賞(片渕須直監督)、女優賞(のん)
第11回声優アワード:助演女優賞(潘めぐみ)、特別賞(のん)
第41回日本カトリック映画賞
第36回藤本賞:特別賞(丸山正雄、真木太郎)
第34回日本映画復興賞:日本映画平和賞
第59回児童福祉文化賞:映像・メディア等部門
文化庁長官表彰 国際芸術部門(片渕須直監督)
宮崎映画祭 2017年 金のはにわ賞:アニメーション賞
2016年度 第16回Sense of Gender賞:時を超える賞
第65回菊池寛賞(映画「この世界の片隅に」に関わったチーム一同)
ASIAGRAPH2017 創賞(片渕須直監督、真木太郎)
第25回キネコ国際映画祭 日本作品長編部門:グランプリ
ハワイ映画批評家協会2017選出:ベストアニメーション映画(タイ)、ベスト外国語映画
第8回 ロケーションジャパン大賞:監督賞(片渕須直監督)
『この世界の片隅に』聖地巡礼についてのお願い
皆様へ
いつも『この世界の片隅に』を応援頂き、ありがとうございます。
『この世界の片隅に』の舞台である広島県呉市を訪問される皆様へのお願いです。
旧上長ノ木・畝原・惣付のあたりはいわゆる「聖地巡礼」の目的地とされませんようお願いいたします。
すでに当該エリアを訪れられた方は現地の写真をネット上にアップされないようお願い出来ればと思います。また、マスコミの皆様にも当該エリアを観光地的に紹介されないようお願いしたいのです。
『この世界の片隅に』のロケーションマップにて、辰川バス停から先、北條家があると想定されるエリアについては、あえて地図には掲載されていません。
そこから先は道の狭い一般住宅地で、そこに住まわれる方にご迷惑がかかるのを恐れてのことです。それは片渕須直監督のみならず、原作者こうの史代先生ご自身が危惧されているところでもあります。
一部マスコミでも現地を取材している例が見受けられますが、上記理由をおくみ取りいただいて、今後はお控えいただけますよう、よろしくお願いいたします。
道は狭く、私有地に踏み込むことで起こりかねないトラブル、実質的な物理的危険について製作委員会、監督、原作者、現地それぞれで憂慮しています。
現地にはコンビニも商店もなく借りられるお手洗いもありません。そこは観光地ではありません。
何卒よろしくお願いいたします。
「この世界の片隅に」製作委員会
2017.1.10
(出典 www.pop-japan.co.jp)
スレでよくある質問
Q
すずさんの嫁ぎ先のお姑さん(北條サンさん)がよくやっている、ガラス瓶の中のものに棒を突き立てているのは何ですか?
A
「瓶搗き精米」です
戦時中は玄米しか配給されなかったので、白米を食べるには各家庭で精米を行う必要がありました
Q
「傘を持ってきとるかいの」の意味は?
A
大人になるための儀式です
新婚初夜に定型の問答を行う風習が近世から昭和初期まであった様です(床入り問答、柿の木問答などと呼ばれる)
恋人として付き合う前に結婚するのが当たり前だった時代、夜の話を切り出すための知恵でした
Q
すずさんは妊娠したの?
A
妊娠の兆候(最近食が進まん)があったので「おめでた」として義姉さんに二人分の御飯を出されますが、次のシーンで医院からしょんぼりして出てきます
その晩、「朝二人分食べたのだから」と一人分にも満たないお粥の上澄みだけ出されます
検査の結果、妊娠は勘違いで、戦時の栄養失調からくる生理不順だった模様です
Q
晴美ちゃんが哲に尋ねる「青葉いうたら甲巡(こうじゅん)ですね」の「甲巡」って?
A
海軍内での重巡洋艦の非公式名称です
これを知っている晴美ちゃんは兄の久夫ともども軍艦をよく知っていることが分かります
(ちなみに少しでも台詞を短くするための苦肉の策という裏事情も)
Q
「青葉」乗組の水原哲さんが最後の方で出てきたとき、あれは生きてるの?*だ幻なの?
A
生きて復員して立っています
すずさんが声を掛けずに通り過ぎた理由は原作者によって一応の見解は出ていますが、味わい深いシーンなので考えてみてはいかがでしょうか
Q
すみちゃんが寝込んでいるときの、腕の痣は何?
A
いわゆる「原爆症」と呼ばれる放射線障害に見られる典型的な症状です
Q
エンドロールに出てくる男の子と老人は誰? 周作さんの子供時代?
A
下関に疎開した晴美ちゃんのお兄さん、黒村久夫君と黒村家の「おじいさん」です
おじいさんの片足が義足なのは明治の戦争の傷痍軍人だからだと言われています
資料には久夫君の「祖父」とするコメントもありますが、原作の描写などを総合すると曽祖父ではないかとも言われ定かではありません
Q
特別出演の澁谷天外さんはどこで出演してるの?
A
「お二人さん、そりゃあ今せにゃいけん喧嘩かね」と言う呉駅の警官の役です
Q
青森シネマディクトで手配違いで上映された最終完成前バージョンの違いって?
A
(1)オープニングで電線にすずめが居ない。画面が空いっぱいになってもすずめは飛ばない
(2)遊郭で道を尋ねるシーンで、お姉さんたちから漂う「いい匂い」をあらわす花が飛んでいない
(3)エンドロール(りんどうの秘密)にて、色が最初から最後までセピア一色。内容や終わりに違いがあり、絵は1カット1枚だけ。最後の最後、「ばいばい」がない
-----テンプレ終わり-----
新スレじゃ、あれが東洋一の巨大掲示板で生まれた世界一のスレじゃ。
スレへお帰り言うたってくれ、すずさん
(出典 dmcoup0s63tbi.cloudfront.net)
一乙。戦前はほぼ全ての人が結婚してた社会だと再確認させられた
その価値観がまだ残っていた平成までは結婚しないと1人前と思われなくて仕方なかったかもな
ざっと調べたら丁度見合い結婚の分だけ未婚率が上昇しているらしい
昭和平成と常に交際相手がいる男女は3割程度で残りの7割をどうにか結婚させていたのが見合い
古臭いと思っていたけど重要なんだな。誰もが恋愛出来る世の中なんて無理だしな
だから、傘問答なる儀式が必要だったんだよな…
>>24
アレ、エロイねw
差すと挿すの掛詞でしょ?
傘は差すとき広げるから
>>23
戦前は富国強兵路線で、人口増を奨励したんだよ
(逆に、今はそれがアレルギーになって個人の自由に~ってなった)
>>35
そんなに客いないなら映画館続けると赤字が増え続ける気がするけど、やり繰りどうなってるのか。
片隅ファンや監督からの言葉がプレッシャーになって止められないとかないといいけどね。
>>43
ググったところ、どうやら土浦セントラルシネマズって、
先代の支配人(現支配人にとっての父親あるいは伯父?)が不動産会社を経営していて、土地も建物もほぼ自前っぽい。
実質テナント料不要だから、客の入りにかかわらずそれなりにやっていけているものの、建物の維持管理費用を出せる余裕がないのか、震災で損壊した部分は手付かずのままのようだ。
そして、現支配人が『この世界の片隅に』の魅力にハマり、現支配人の嗜好と道楽のおかげで継続上映できているということだろうか。
現支配人のツイッターアカウントを見れば、作品に対する愛は本物なのは分かるけど、
連続上映記録をアピールしまくって価値を見いだすのはなんか違うような気がする・・・例えるんならプロ野球選手の連続試合出場記録のような感じかな。
記録そのものは立派だけど、何かモヤっとするという意味でね。
「被爆後すぐに熱や紫斑が出たが健康になった」→じゃ、すみちゃんもあの後助かったのかも!良かった
「だが今頃になって白血病に」→良くなかった…
生き残れたとしてもいつ自分が発症するか分からないし貧困や差別とも隣り合わせで、トラウマを抱えて必死に生きるしかなかったんだよな…
(出典 konosekai.jp)
どうなるかわからんが希望もあるよ多分
あの雰囲気も作品感にマッチしている。
>>37
それは通算でくるんじゃないか
日米通算勝ち星みたいに
>>39
そうだとしても参考記録だな。
くれぐれも記録を目的化しないで欲しいわ。
>>48
今までの戦争映画は、鬱になる作品が多かったけれど、
日常を描くことに専念して、エンタメとして成立してるところだと思う
個人的には表現がすごいと思う、ちょっと他に見ない
爆撃のシーンを絵の具で散らせたり、爆弾で右手を失う場面、幻の右手が絵を描いたり
>>48
物語の表層に大きな違いはないよ
この作品の深さは
細馬宏通さんの評論を読むと理解できると思う
https://magazine.manba.co.jp/2017/08/16/konosekai-matome/
映画版は監督が原作をきっちり理解した上で
再構築した解読書のような側面がある
悪いのはアメリカでも日本でもない
戦争が悪い
>>55
もっと言うと、戦争を産み出した、「貧困と経済格差」が悪い
>>69
で、どうすんの?
>>70
第二次世界大戦から後、世界中が貧困と経済格差を減らす努力をしているのだけど、
なかなか達成できていないのが現実、哀しいけれど
富そのものは増やす必要があるけど、富の過集中は解消しないといけないからね
かつて「皆で貧しくなりましょう」という思想の、共産主義なるものが生まれたけど、
全体主義と恐怖政治を伴った大失敗に終わってしまってるし()
人類に残された、とても難しい宿題なんだろうね、貧困と経済格差の解消は
それを裏返せば
戦争のための軍拡のおかげで就職できました
ってことだから怖い
>>59
怖い
まあたしかに仕事で作られたもんで人*してるのは怖いかもしれんが、
今も日本が経済活動する影で紛争・戦争起きてるのは変わらんからなぁ
平和なのは自分の周りだけだよ
>>75
結果戦争に思い至る事自体は全然不自然では無いよ
むしろ必要な事
無残な戦争の中でも愛を宿らせる話であるわけで
>>76
それなら火垂るの墓でもできてたでしょ?
爆心地にいたのによく生きてたな
しかも原爆投下からかなり時間が経ってるのにたくましく生きてる
母親を見切ったり 人のよさそうなのに擦り寄ったり
あの顔つきからして結構あざとい
>>81
母親が左手でつないでいたから生きてたんだよね、あの子
縁を感じて引き取ったんだろうな
>>82
右から熱線と爆風が来て、母親は右側にガラス破片がたまたまきれいに突き刺さり、
右手が無くなるほどに負傷した。その代わり娘は大丈夫だった
同じ右手が吹き飛んでも、すずさんとは左右逆だったのは皮肉かね
>>86
初見でハッとこれに気づいて挿入歌の「どこにでも宿る愛」の歌詞も相まって号泣したんだけどこないだの実況とか見たら説明しないとわからない人多くて驚いた
>>81
爆心地に何があったかと言うと島病院だから
ヨーコちゃんのお母さん、息も絶え絶えになりながらお医者さん目指して歩いてたんだよね(´;ω;`)
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