マジンガーZ』(マジンガーゼット)は、永井豪の漫画、原作者を共にする東映動画制作のテレビアニメ、桜多吾作によるコミカライズ作品の題名、またこれら3作品で描かれる主役の巨大ロボットの名称。本項では原作者の漫画とテレビアニメーション、および後世影響等について述べる。桜多吾作によるコミカライズ版については作者の項を参照。…
256キロバイト (38,459 語) - 2022年12月3日 (土) 15:22
50周年 おめでとう!!mj

1 朝一から閉店までφ ★
2022.12.03

TVアニメ放送から50年を迎えた『マジンガーZ』は、ロボットアニメの金字塔と言われる歴史的な作品です。その人気は世界にまで及び、その功績は後続のロボットアニメに大きな影響を与えました。
https://magmix.jp/post/124377




男の子の「夢」が詰まったニューヒーローだった

アニメ『マジンガーZ』DVD Vol.6(東映ビデオ)

(出典 magmix.jp)


 本日12月3日は、1972年にTVアニメ『マジンガーZ』が放送開始した日。今から半世紀前の出来事になります。その人気は国内だけにとどまらず世界中に広がり、ロボットアニメの金字塔とまで言われました。

『マジンガーZ』は、漫画家の永井豪先生と東映動画(現在の東映アニメーション)が制作したアニメ『デビルマン』の打ち合わせのさいに、新企画として生まれました。
その後、永井先生はひと足早く「週刊少年ジャンプ」でマンガ連載を開始、東映動画はTVアニメ企画として、『デビルマン』同様にアニメとマンガの同時進行というスタイルで動き出します。

『マジンガーZ』以前にも、ロボットアニメの始祖とも言える『鉄腕アトム』と『鉄人28号』という大ヒット作がありました。
しかし、日本のTVアニメ界をけん引したこれらの作品にはなかった画期的な発想が『マジンガーZ』にはあります。それが、「操縦者が乗り込んでロボットとひとつになって戦う」という点。この部分が目新しい部分だと言われています。

 当時は怪獣ブームから変身ブームへとTVの注目作品が変わっていきますが、男の子には依然として実写ヒーローが興味の中心にいました。
しかし、これらのヒーローは誰もがなれるものではなく、ヒーローになれる「特別な人」が変身するというものです。ところが、マジンガーZは操縦席であるホバーパイルダーに乗り込めば自分にも操縦できるかもしれない。……そう思わせるロマンがありました。

 また、もともと男の子は特別なメカが好きなもの。実際ヒーローもののほとんどに、主要キャラたちが乗り込む特殊メカがありました。男の子の好きなものを組み合わせて、より新しいものを作った『マジンガーZ』の化学変化が、当時の筆者を含む子供たちにはたまらなく魅力的に映ったわけです。

 主役であるマジンガーZを魅力的に引き立てたのが、敵役である「機械獣」でした。毎週、まったく違うデザインの機械獣の登場に、興奮しなかった男の子はいなかったと思います。
実写作品との大きな違いは、人が入るということを想定しないでいい自由度の高いデザインにつきるでしょう。そして、1話で2体、3体と複数の敵が現れることが多いのも魅力でした。

 現在では作画の手間という問題もあって量産型の敵役が当たり前となりましたが、やはり毎回違った敵が現れて戦うという、一期一会のバトルは男の子にはたまらなかったと思います。

 ちなみに20年以上前のこと、『スーパーロボット大戦』シリーズでしか『マジンガーZ』を知らない世代の人が本作を見て、「ガラダK7やダブラスM2は一度しか出ないのですか?」と驚いていました。
どうやらオープニングにも出ているので何度も登場する量産型だと思ったそうです。確かに現在の常識では考えづらいことかもしれませんね。

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