機動戦士ガンダム』(きどうせんしガンダム)は、1979年から放映された日本サンライズ制作のロボットアニメ。本作はバンダイナムコグループの象徴的なIP(知的財産)の礎となった。ガンダムIPを題材にした後発のメディアミックス作品群の第1作目であることから、「初代ガンダム」「ファーストガンダム」の名で呼ばれることも多い。
114キロバイト (14,722 語) - 2022年5月21日 (土) 13:35

(出典 cdn.kdkw.jp)


今までのロボットアニメとは 違ってたな。mj

1 フォーエバー ★ :2022/05/22(日) 09:38:52.67

ロボットアニメの金字塔『機動戦士ガンダム』。ちまたにはパロディやまとめ情報があふれ、観たことがなくてもなんとなく「知った気」でいてしまいます。でも実際、観てみたらどうなのでしょうか。

ちまたにあふれた「ガンダム」のイメージを覆されて…

「面白い」とはずいぶん前から聞いていながらも、その作品の話数や派生作品、あるいは作品に不随する専門用語の多さから、最初の一歩がなかなか踏み出せない……なんてことはよくある話です。それは動画配信サービスの普及によって過去の名作と呼ばれる作品群へのアクセシビリティが一気に高まった現在においても変わりません。

 手を出すハードルが高い代表格と言えば、「ガンダム」シリーズでしょう。本記事は1979年放送『機動戦士ガンダム』のTVシリーズ第1話「ガンダム大地に立つ!!」を令和4年に初めて鑑賞して感じた衝撃を列挙したものです。

 筆者を含め「ガンダム」シリーズ未視聴であっても、プラモデルやパロディ作品、バラエティ番組の特集などから、かいつまんだ情報だけは頭にある……なんて人もきっと多いはず。そうしたイメージがいかにミスリードであったかを紐解きつつ、筆者同様につい二の足を踏んでいる方の背中を押す一助になればと思います。ファンの方にとっては今さらかと思いますが、自由に鼻で笑っていただければ幸いです。

●アムロが…車を運転している!?
 まず驚いたのは、この世界は想像以上に私たちの常識の地続きとして描かれていることです。永井一郎さんによるナレーションでジオン公国と地球連邦軍が戦争中であることが明かされ、いよいよ主人公アムロが登場するのですが、これがもうすでに衝撃でした。アムロが、サンドイッチを食べながら車を運転しているのです。恥ずかしながら『ガンダム』は宇宙戦艦や宇宙空間のみを舞台にした作品で、ロボット同士が終始ドンパチやっている作品だと思い込んでいたので、早急なイメージの書き換えが必要とされました。

 ジオン軍の襲来から避難している人たちのなかには、当たり前のように背広にネクタイ姿の中年男性も確認できましたし、お向かいの少年は「柔道着」らしきものを手に持っていました。私たちの知る日常がしっかり描かれる……だからこそ「戦争」描写が生々しく映ります。

●ラスボスかと思っていたシャアがすぐ出てきた!
 いくら「ガンダム」シリーズ未視聴であっても「赤い彗星のシャア」のことは知っています。なぜ仮面をしているのかは知らずとも、「シャア専用ザク」なるものが存在すること、さらには意外と若いといった雑学も浅学ながら耳にしたことはあります。

 が、やはりここも大きな勘違いをしておりました。勝手にこのシャアを「ラスボス」と思っていたのです。そのため冒頭8分過ぎでいきなりの登場に思わず仰け反ってしまいました。寡黙な人間かと思いきやテキパキと部下に指示する、かなりできる男のようですが……何者なのでしょうか。

●これが「ぶったことのない親父」か!
「親父にもぶたれたことないのに!」というアムロのセリフはあまりにも有名ですが、実際のところ、アムロの親父がいかなる人物だったかは知りませんでした。

 父親テム・レイも第1話から余すことなく個性を発揮してくれました。地球連邦軍の技術士官であり、なるほど屈強とは言い難い雰囲気です。そして彼こそが「ガンダム」を設計した張本人だったとは……全くもって知りませんでした。どちらにせよ序盤から物語がフルスロットルで駆動していくのがたまりません。

●嫌々じゃなかった? アムロが「ガンダム」に乗る気満々
 第1話もいよいよ佳境。ついに地球連邦軍が開発したガンダムにアムロが勝手に乗り込んで果敢にも迫り来るジオン軍に立ち向かうのです。アムロという少年が戦闘に対して勇猛な姿勢を見せたこと、さらにはガンダムに対して並々ならぬ興味を持っていたことは少し意外に感じられました。どうやらこれも恥ずかしながら頭の中で『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジくんのイメージと重ねてしまっていたようなのです。

続きます


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